我が家の「バウビオロギー25の指針」チェック!(バウビオロギー・コラム)
前回のコラムで「バウビオロギー(建築生物学)」について、「健康」「持続可能性」「造形」のバランスが大切であること、そして具体的な目印となる「バウビオロギーの25の指針」についてお話ししました。
25の指針はIBN(バウビオロギー・サステナビリティ研究所)で公開されています。
「バウビオロギー」や「指針」と聞くと、なんだかドイツの厳格なルールのようで、少し難しく感じてしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、根本にあるのは「人と自然が調和する、心地よい暮らし」というとてもシンプルな考え方です。
そこで今回は、その「25の指針」を日常の暮らしに落とし込んで、ご自宅の「心地よさ」を見つめ直すための簡単なセルフチェックリストを作ってみました。
今の住まいの良いところ、そして少し改善できるかもしれないところを、一緒に探してみましょう!
我が家の「心地よさ」セルフチェック
「はい」か「いいえ」で、直感的に答えてみてください。
1. 快適な室内環境
[ ] 窓を開けて、自然な風を部屋の隅々まで通すことができますか?
[ ] 部屋の中は、ジメジメしすぎたり、乾燥しすぎたりしていませんか?
[ ] 部屋の中にいるとき、人工的な嫌なニオイを感じることはありませんか?
2. 建材の選択と空間のしつらえ
[ ] 裸足で歩いたり、手で触れたりしたときに「心地よい」と感じる自然の素材(無垢の木など)が身近にありますか?
[ ] 壁や天井は、呼吸するような素材(調湿性のある素材など)になっていますか?
3. 空間造形と建築
[ ] 昼間は、照明をつけなくても自然の光で明るく過ごせる場所がありますか?
[ ] 夜の照明は、青白い蛍光灯だけでなく、リラックスできる自然な色合い(電球色など)を取り入れていますか?
[ ] 部屋の広さや天井の高さは、自分にとって落ち着くバランスですか?
4. 持続可能な環境形成
[ ] 冷暖房に頼り切るのではなく、日差しを遮ったり取り入れたり、自然の力を利用する工夫をしていますか?(断熱性や日射遮蔽など)
[ ] エネルギーや水を無駄遣いしていないか、日々の生活で少し意識していますか?
5. エコ・ソーシャルな生活空間をつくる
[ ] 窓の外に緑が見えたり、周辺の環境との「つながり」を感じられたりしますか?
[ ] 今の家や暮らし、そして住んでいる地域に「愛着」を持っていますか?
チェックしてみて、いかがでしたか?
いろいろな視点で暮らしを考えるきっかけになったのではないでしょうか。
「はい」が多かった方は、すでにバウビオロギー的な、自然と調和した心地よい暮らしを実践されているのだと思います。素晴らしいですね!
「いいえ」が多かった方も、どうか落ち込まないでください。このチェックリストは、満点を取ることが目的ではありません。
大切なのは、「なんとなく居心地が悪いな」と感じていたことの原因に気づくことです。
たとえば、「自然の光が足りないな」と気づいたら、休みの日は窓辺に椅子を移して本を読んでみる。「触れる素材が冷たいな」と思ったら、自然素材のラグやクッションを取り入れてみる。
家全体をすぐにリフォームできなくても、小さな工夫ひとつで、第三の皮膚である「家」の環境は変えていくことができます。
バウビオロギーは、完璧な家を作ることではなく、「自分にとっての心地よさを考え続けるプロセス」そのものだと私は考えています。
ぜひ、この週末はチェックリストを片手に、ご自宅の中をぐるりと見渡してみてください。そして、「ここを変えたら、もっと心地よくなるかも!」というアイデアを見つけてみてくださいね。
あなたの家の「一番心地よい場所」はどこですか?



