日土小学校(愛媛県)
建物名 | 日土小学校(重要文化財) | 住所 | 愛媛県八幡浜市日土町2-581 |
設計者 | 松村正恒 | 施工者 | - |
建築年 | 中校舎(1956年)東校舎(1958年) | 訪問日 | 2024/1/7 |
DOCOMOMO選定(1999年)、重要文化財指定(2012年)を受けています。
愛媛県八幡浜の日土小学校。20年以上前に森林文化アカデミーの非常勤で来られた建築課の趙海彦さんが素晴らしいと話されていたのをずっと記憶して機会があればと考えていました。
高知に行くタイミングで寄り道してみてきました。(現役の小学校で立ち入り禁止、年三回ほど見学会開催)
見れたのは外観だけですが、川に張り出したベランダや水平ラインが通った軽快なプロポーションなど、全体のバランスが美しい。
資料によると、木造二階建で、要所に鉄骨の梁も入ったハイブリッド構造とのこと。無理に木造だけで構成しないことで、この軽快さが生まれています。
薄緑の屋根やペールピンクのベランダも印象的。
クラスター型の教室配置が特徴で、中廊下の閉塞的な昇降口の南側に中庭を設けて採光と通風を確保しれいるらしい。
外観からはグランド側にある廊下の透明感と2階教室の高さが異なり、ところどころ瓦屋根が抜けていることくらい。それでも明るい教室のイメージは伝わってくる。
次回は、見学会のタイミングでじっくり空間を体験してみたい。