ホテル京セラ(鹿児島県)

| 建物名 | ホテル京セラ | 住所 | 鹿児島県霧島市隼人町見次1409−1 |
| 設計者 | 黒川紀章 | 施工者 | 不明 |
| 建築年 | 1995年 | 訪問日 | 2025/9/21 |
霧島連山を望む鹿児島県霧島市隼人町。
この地にそびえるホテル京セラは、建築家・黒川紀章が1995年に設計し、ポストモダン建築の思想と地域の自然・文化が交差する「都市的リゾート」として、今なお強い存在感を放っている。

ホテルは、楕円形の本館と矩形のアネックス(別館)から構成され、両者は渡り廊下で繋がれている。

本館の中心には吹き抜けの巨大アトリウムが広がり、円弧の一部はガラスのカーテンウォールで覆われ、自然光が降り注ぐ開放的な空間となっている。

このアトリウムは、単なるロビー空間ではなく、建築全体の「心臓部」として機能している。客室はその周囲に配置され、まるで建築が人を包み込むような構成だ。

三角形のガラス張りチャペルが設けられており、宿泊者からもその内部が見えるように設計されている。






温泉も併設され、居心地の良いホテルだった。


