今城塚古墳公園(埴輪祭祀場・埴輪工場)
| 建物名 | 今城塚古墳公園(埴輪祭祀場・埴輪工場) | 住所 | 大阪府高槻市郡家新町 |
| 設計者 | 不明 | 施工者 | 不明 |
| 建築年 | 古墳時代後期(6世紀前半) | 訪問日 | 2026/6/21 |
高槻市にある今城塚古墳。巨大な古墳としての威容もさることながら、今回深く心を惹かれたのは、敷地内に再現・保存されている「埴輪祭祀場」と「埴輪工場」だ。
まず驚かされるのは、そこに並ぶ埴輪の数だ。圧倒的な密度で整列する様子は圧巻の一言に尽きる。

さらに見どころなのが、かつてこの地で行われていた埴輪製造の現場、埴輪工場跡である。発掘された当時の登り窯がそのまま保存・展示されており、古代の息吹を間近に感じることができる。
周囲には埴輪の造形加工場が復元されているのだが、ここで建築的視点が刺激された。茅葺き屋根のプロポーションが非常に美しい。特に、下屋がかなり低く抑えられており、人のスケールを超えたような、どこか不思議な感覚を覚える。

また、登り窯の復元小屋も興味深い。茅葺きの屋根が地面の斜面に沿ってそのまま架けられており、通常の住宅建築とは全く異なる見え方をしている。斜面と屋根が一体化するようなその造形は新鮮で、古代の合理的な空間構成に唸らされる探訪となった。
古墳という歴史的遺産と、そこに伴う建築の原初的な姿。歴史と建築、両方の側面から楽しめる貴重な場所である。













