オリズルタワー(広島県)三分一博志 設計
| 建物名 | オリズルタワー | 住所 | 広島県広島市中区大手町1丁目2-1 |
| 設計者 | 三分一博志 | 施工者 | 不明 |
| 建築年 | 2016年竣工(1978年に竣工した旧オフィスビル(広島東京海上ビル)を改修) | 訪問日 | 2026/7/1 |
広島の街に根を下ろす「オリズルタワー」。原爆ドームのすぐ隣という特別な場所に建つこの建築を、雨の日に訪ねた。
あいにくの空模様だったが、その体験は特別なものとなった。料金は少し高めに感じられるかもしれないが、実際に足を踏み入れれば納得する。
このタワーの白眉は、屋上へと続く「階段+スロープ」の回遊空間だ。壁面には大きな絵画が描かれており、まるで美術館の中をゆっくりと歩いているかのような感覚に浸ることができる。雨音が程よいBGMとなり、静謐なアート体験をより深いものにしてくれた。
最上階の展望スペース「ひろしまの丘」に到達して驚かされるのは、そこが現代の高層ビルの一角であることを忘れさせるような、古建築を彷彿とさせる落ち着いた空間であることだ。木材を贅沢に使った独特の素材感が、空に近い場所でなんとも心地よい静けさを生み出している。
そこからは、眼下に原爆ドーム、そして広島市内を一望することができる。雨が降っていたからこそ感じられたのかもしれないが、吹き抜ける風が非常に心地よく、広島という街の歴史と現在を、肌で感じることができる唯一無二の場所だった。
次回はぜひ、晴れた日に空の青さと広島の街のコントラストを堪能しに訪れてみたい。


























