【章トビラ 課題4-10】夜間の窓の損得計算の結果はいくらでしょう(最低外気温、日射取得はなしと想定)

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今回は、岐阜県立森林文化アカデミーのある美濃市で、課題4-1で求めた開口部の熱貫流率U値1.19W/㎡K(方法4)の値で計算します。

美濃市の気象データを確認します。(31ページ、課題2-1参照)

美濃市の旬ごとの平年値を見ると最も冷え込む2月上旬の日最低気温は-1.40℃です。

室温20.0℃の時は、21.4℃の温度差(21.4K差と同義)となります。

熱損失量は、

U値1.19W/㎡K ✕ 21.4K ✕ 1㎡ =25.47W

となります。

平均外気気温の3.0℃の時と比較しても、5W程度の損失量のアップになっています。

また、夜間は日射熱取得が0のため、常に熱が逃げ続けることになります。

晴れた日中では、課題4-9で見たように212Wのプラスだったものが、夜間では25Wのマイナスになっています。(窓1㎡あたり)

いかに、夜間の熱損失を抑えるかが、明け方の室温を暖かく維持するポイントになります。

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