基礎の線熱貫流率ψ(プサイ)値の拡充

ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス120ページで紹介している基礎の線熱貫流率の5つの算定法の中の「方法2 定常二次元伝熱計算の代表的な値を用いる方法」の表が大きく拡充されました。(2024年7月4日 時期更新版として公開、12月施行予定)

これまでは、かなり限られた仕様しかなかったため、書籍の中では特に紹介をしていませんでしたが、今回の改訂で、さまざまな仕様パターンに対応できるようになりました。

これまでベタ基礎の場合、内断熱しか対応していませんでしたが、外断熱や内外断熱併用、基礎下断熱にも対応して、一気に対応できる基礎断熱形態が増えたことになります。(下図の黄緑や黄色が新しく増えた仕様です)

出典:建築物のエネルギー消費性能に関する技術情報 第三節 熱貫流率及び線熱貫流率

ただ、仕様の選択肢が増えた分早見表も少し複雑になっています。

それぞれの部位(M、N、O、Rの4か所)に使用している断熱材の熱抵抗(厚さ÷熱伝導率)を求めて、表から目的の線熱貫流率ψ値を求めましょう。

同様に布基礎もこれまで外断熱や土間上断熱のみの対応でしたが、内断熱や土間下断熱に対応しました。(下図の黄緑や黄色が新しく増えた仕様です)

こちらも表が増えてますので、適切な値を探し出しましょう。

各社で標準仕様が決まっていれば、数パターン検討すればよいだけなので、それほど大変でもないと思います。

 

注意点は、従来の簡易計算法や詳細計算法と異なり、R4年度に新設された計算法は地際のみの線熱貫流率ψ値なので、立ち上がり部分を見込む必要があるところに注意が必要です。

計算結果は従来の計算法よりも悪く出る場合もありますが、新しい計算のほうがより実態に近いと考えられますので、どこかのタイミングで新計算法に移行しましょう。

 

詳細は、2024年12月改定予定の「第三節 熱貫流率及び線熱貫流率」をご覧ください。

5つの計算法の比較はこちらの動画でも概要を見ていただけます。

ぜんぶ絵でわかる エコハウス」に心地よいエコハウスのつくり方をまとめていますので参考にしてください。