【章トビラ 課題5-2】外壁の熱貫流率U値を計算しましょう

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本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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外壁の熱貫流率U値を計算してみます。

今回の外壁構成は、現在検討している物件から持ってきました。
セルロースの充填断熱に加え、フェノバボードの外張り断熱(下地なし)の併用です。

構造用合板で耐力壁と気密層を確保しています。

付録の「環境デザインサポートツール」のエクセルを使用して計算します。

オレンジ色のセル(選択式)から断熱材を選択すると、自動的に熱伝導率が表示されます。

白いセル(直接入力)に厚みを入力することで、自動的に熱抵抗値が計算されます。

水色のセル(手動調整)の断熱部と熱橋部が適正になるように調整すれば、自動的に外壁の熱貫流率が計算されます。

今回の仕様では、熱貫流率U値0.22W/㎡Kです。

 

外壁の仕様目安(106ページ)を確認すると、等級5は0.43W/㎡K、等級6は0.32W/㎡K、等級7は0.136W/㎡Kなので、ちょうど等級6と7の中間くらいの性能になっています。

壁の室内側の表面温度も計算されています。119ページに計算の方法を記載しています。
室温20℃、外気温2.9℃の場合(選択した地域で自動的に変わります)、19.6℃とかなり室温に近づいています。
226ページに不快に感じない目安を記載しています。壁の室内側は9.4℃以上が目安のなので、この室内表面温度で不快に感じる人はまずいないでしょう。

最終的は外皮平均熱貫流率UA値は建物形状や窓面積割合などでも変化しますので、参考程度に見ておきます。

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