【章トビラ 課題5-2】屋根の熱貫流率U値を計算しましょう
「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス(エクスナレッジ)」の各章扉に出した課題の考え方や答えを綴るブログです。
本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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屋根の熱貫流率U値を計算してみます。
今回の屋根構成は、現在検討している物件から持ってきました。
セルロースを母屋、垂木間に充填しています。
構造用合板で水平構面と気密層を確保しています。
付録の「環境デザインサポートツール」のエクセルを使用して計算します。
今回、母屋と垂木を交互に入れてますので熱橋が発生します。
たるき間断熱の熱橋面積比を見込んで計算しています。
今回の仕様では、熱貫流率U値0.20W/㎡Kです。
屋根・天井の仕様目安(107ページ)を確認すると、等級5は0.24W/㎡K、等級6は0.19W/㎡K、等級7は0.156W/㎡Kなので、等級6の性能に少し届いていません。
天井の表面温度も計算されています。119ページに計算の方法を記載しています。
冬期は室温20℃、外気温2.9℃の場合、19.7℃とかなり室温に近づいています。
夏期も室温28℃、屋根表面温度60℃の場合、28.6℃とこちらもかなり室温に近いです。
226ページに不快に感じない目安を記載しています。夏の天井は32℃以下が目安のなので、この室内表面温度で暑さを感じる人は少ないでしょう。
最終的は外皮平均熱貫流率UA値は建物形状や窓面積割合などでも変化しますので、参考程度に見ておきます。
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