【章トビラ 課題5-6】1月下旬の最低外気温 、室温20℃の時、換気も含めた熱損失は何Wでしょう

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本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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換気も含めた熱損失を求めてみましょう。

Q値計算まで終わっていれば、あとは簡単です。

Q値は、換気も含めて内外温度差1℃あたり、床面積1㎡あたりの熱損失の早さなので、

Q値×内外温度差×床面積で求めることができます。

 

外気温は、計画地を美濃市と想定し気象データを確認します。(31ページ、課題2-1参照)

美濃市の旬ごとの平年値を見ると1月下旬の平均気温は3.0℃なので、17.0℃の温度差(17.0K差と同義)となります。

床面積は、111ページのモデルプランから106.00㎡です。

熱損失係数Q値は、章トビラ課題5-5から1.25W/㎡Kです。

熱損失=Q値1.25W/㎡K×温度差17K×床面積106.00㎡=2,253W

になります。

電気ストーブが概ね800W程度なので、家全体から4台分程度の熱が逃げていくことになります。

エアコンの場合は能力の項目を見ます。
6畳用エアコンは0.4kW~3.9kWまでの能力です。Wで表すと、k(キロ)なので1000倍して400W~3900Wの能力のことです。

熱が家全体にいきわたれば、6畳用エアコン1台で賄える熱損失になります。

外気温がもっと下がった場合は能力が不足することもあります。
また、実際は部屋が分かれていたり、故障時の予備エアコンも見たりするので2台体制くらいが適切かもしれません。

また、能力÷消費電力をしたものが性能効率(COP)です。なるべく高い機種を選択しましょう。

200V機種の14畳用あたりがCOPやAPFの効率が良いメーカーも多いので、省エネ性能から200Vタイプも検討してみましょう。

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