【章トビラ 課題6-1】計画地の標準的なエネルギー消費量を計算してみましょう
「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス(エクスナレッジ)」の各章扉に出した課題の考え方や答えを綴るブログです。
本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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標準的なエネルギー量を「自立循環型住宅への省エネルギー効果の推計プログラム」(179ページ)を用いて計算してみましょう。
今回は、岐阜県美濃市の標準的なエネルギー消費量を計算してみます。
美濃市の地域区分は、【章トビラ 課題2-1】でみたように「5地域」です。東京よりも少し寒い地域になります。
プログラムを起動し、基本情報の地域を「5地域」に変更します。
これで計算ボタンを押すと、計算が行われ計算結果が表示されます。
右列の標準値が、120㎡の建物(省エネ基準程度の温熱性能)に4人家族が普通に暮らした場合の標準的な値です。
年間のエネルギー消費量は85,343MJで、そのうち1/3を給湯エネルギー(27,810MJ)で消費していることが分かります。
次いで暖房エネルギー(18,896MJ)と家電エネルギー(17,388MJ)が1/5程度を占めています。
照明エネルギーも無視できません。冷房、換気、調理は標準的な暮らしでは少しのエネルギー消費量です。
効率よく省エネを考えるのであれば、大きな用途のエネルギーに着目して省エネ技術を導入するのが効果的です。
結果のタブを右に展開すると、もう少し詳細な結果が表示されます。
基本情報タブで各地域の適切な単価入力すると、光熱費も計算されます。
デフォルトの単価(電気27円/kWh、都市ガス149円/m3)で計算した結果、標準的な暮らしで1年間の光熱費は25万円と計算されました。
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