【章トビラ 課題7-5】断熱改修仕様を決め、改修後の温熱性能を計算してみましょう

ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス(エクスナレッジ)」の各章扉に出した課題の考え方や答えを綴るブログです。
本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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【章トビラ 課題7-4】で定めた外皮性能は
UA値0.46W/㎡K以下
ηAC値3.0以下
ηAC値2.0以上
でした。
この目標に近づけるために各部の仕様を検討してみましょう。

軸組みだけのスケルトンにして、大がかりな改修になりますが、熱橋をなくすために付加断熱を併用する仕様を標準的に検討しました。

屋根 ウール100mm+フェノールフォーム(外張り)30mm U値0.24W/㎡K
外壁 ウール100mm+フェノールフォーム(外張り)30mm U値0.25W/㎡K
床 ウール100mm+フェノールフォーム(外張り)30mm U値0.24W/㎡K
土間 押出法ポリスチレン3種 50mm ψ値0.44W/㎡K
開口部 樹脂サッシLowEペア(G12)

として計算すると、

断熱性能は、
UA値0.41W/㎡Kと目標をクリアしています。

各部位の熱損失バランスも整ってきています。開口部の熱損失割合が大きいですが、付属部材で断熱強化も考えられます。

日射熱取得性能は、
ηAC値 1.9
ηAH値 3.7
とどちらも目標値をクリアしました。
躯体の断熱強化が効いていますので、自然と開口部からの熱取得が中心になります。
その中でも南の開口部がかなり支配的です。
付属物や外構計画でコントロールを考えます。

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