【章トビラ 課題7-6】設備改修仕様を決め、改修後のエネルギー性能を計算してみましょう
「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス(エクスナレッジ)」の各章扉に出した課題の考え方や答えを綴るブログです。
本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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【章トビラ 課題7-4】で定めたエネルギー性能は
エネルギー標準値の半分の37,300MJ以下
創エネとして太陽光発電4kW
でした。
【章トビラ 課題7-5】で検討した改修後の外皮性能は
UA値0.41W/㎡K
ηAC値3.7
ηAC値1.9
だったので、まずは改修前のエネルギー計算の仕様に外皮性能だけ変更してアタリをつけてみます。
外皮改修だけでも、暖房、冷房が大きく減って54,874MJとかなり目標に近づいています。
改修前が254,974MJだったので、1/5まで削減できています。
ですが、目標の37,300MJまでは届いていません。
そこで高効率設備の導入を検討します。
暖房、冷房は高効率エアコン(区分い)
換気は壁付け第三種換気で比消費電力0.1W/(m3/h)
給湯はエコキュート(JIS効率3.6)に節湯水栓などを組み合わせます。昼間沸き上げも導入。
照明はすべてLED照明とセンサー等も導入します。
冷蔵庫は高性能なものに買い替え(年間250kWh)
計算してみると45,426MJとなりました。
LDKの面積割合が大きいため、暖房エネルギーがそれなりに大きくなっており、目標まで到達していません。(P182参照)
さらなる断熱強化か、日射取得を増やすことも対応策ですがコストがかなり大きくなってしまいます。
そこで、リアルZEHに向けて太陽光目標より少し大きくして5kWにしてみました。
これでリアルZEHになりました。
省エネ基準だと、自家消費分しか削減を見込まないルールですが、自立循環のWEBプログラムでは参考値で総発電量も表示されます。
5kWの太陽光発電(A4区分)で54,515MJの発電量なので、リアルZEHになっています。
グラフで確認するとエネルギー消費分がしっかり創エネで相殺されていることが分かります。
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