【章トビラ 課題7-8】設計時のエネルギー計算と改修後のエネルギー実測を比較・考察してみましょう
「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス(エクスナレッジ)」の各章扉に出した課題の考え方や答えを綴るブログです。
本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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【章トビラ 課題7-7】で温熱環境の実測をしましたが、エネルギーの実測も行います。
工夫した取り組みとして、
給湯では太陽熱温水器を設置し、エコジョーズを経由して追い炊きを行います。
春から秋はほぼ給湯機は必要ありません。
照明はすべてLED照明です。
外灯は太陽光発電の照明になっています。
家電機器も引っ越しに合わせて、使用時間と消費電力を調べて、不要な家電を処分したり、消費電力の大きかった冷蔵庫を買い替えたりしました。
調理は、冬期には薪ストーブを活用したり、夏期にはロケットストーブを活用したりして楽しみながら削減しています。
また、小さな太陽光発電を載せることで一部コンセントをオフグリッド化しています。
省エネ評価では、様々な取り組みを行うことで、最終的に一次エネルギー消費量は54.3GJの予測となっています。
一年間分の光熱費から実際に使用したエネルギーを算出します(エネルギーの調べ方はP174やP181を参照)
家計調査の2人家族(P174参照)と比較すると、我が家は77.6%の削減となりました。
エネルギー予測54.3GJに対して、実際は16.0GJなので、予想よりかなり小さいエネルギーで暮らしています。
これは、薪ストーブが計算に入っていなかったり、太陽熱温水器を効率的に使用していることが大きな要因かと思います。
月別の使用量の変動を確認するのも面白いです。
住みながら設備を増設したり、床断熱や断熱ブラインドを設置したりしきました。
温熱環境やエネルギーは、設備を設置したら翌月の光熱費が削減されたり、断熱ブラインドを設置したその日から効果が体感できたりと、すぐに効果が確認できます。
ぜひ、エネルギーの実測を行うことをお勧めします。
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