【章トビラ 課題1-6】オリジナルの住まい調書や価値観アンケートを作成してみましょう
「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス(エクスナレッジ)」の各章扉に出した課題の考え方や答えを綴るブログです。
本を手元に置いて、自分でも課題を考えてみてください。
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私の使っている住まい調書は恩師であるMs建築設計事務所の三澤さんの「すまいめも」に独自に拡充していったものです。
皆さんも、確認しておきたい情報などを追記しながらオリジナルの住まい調書を作っていきましょう。
現在、11ページあるのですが、いくつか紹介しておきましょう。
まずは、現在住んでいる家の様子や住体験を確認しています。
マンションは上下左右に隣の住戸があると熱が逃げにくく、比較的暖かい居住環境になることが多いです。
断熱をほどほどに高めても一戸建てだと寒さを感じてしまうこともあるかもしれません。
どのような住まいに現在お住まいなのか、あるいは子供のころの体験を参考にしながら話せるとよいでしょう。
現在の生活についても聞いています。
家族の団らんの頻度や食事や入浴の様子などから計画wお考えておきます。
家族共通の趣味は計画のテーマを決めるヒントにもなります。
家族それぞれの家時間の過ごし方も確認しています。
趣味や好きなブランドから好みのイメージを想像することも多いです。
日中や夜間に主に使用する部屋についても聞いています。
新居では異なる暮らしになることもありますが、これまでの暮らし方がヒントになることも多いからです。
次に新しい家についての概要です。
夢は、家づくりの根幹にかかわる大切な質問です。この夢を実現できるように全体を調整していきます。
また、来客についてもプライベートとパブリックのゾーンに切り替えや動線を検討する際には、大切な情報です。
部屋ごとの要望やイメージについても確認しています。
リビングなどは多用途に利用することが多い部屋ですので、空間利用や照明の考え方などの参考にします。
洗面所などは機能的に丁寧に計画したいところです。
選択の干し方で動線計画や寸法が大きく異なってきます。
現在使用している設備からエネルギー性能の予測を立てます。
さらに、光熱水の使用量から環境家計簿(174頁、200頁)で客観的な分析を行います。
他にもいろいろなことを記入する項目があります。
家族で家づくりのことを話し合って、書き込んでいきます。
この住まい調書に記入するのは、かなり大変です。
家づくりに真剣に向き合わないと、記入できないことも多いです。
この調書をいただいて、インタビューを行ってからが設計のスタートです。
インタビューの時の聞き落としがないようにすることもこの調書の目的です。
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