日本平 夢テラス(静岡県)
建物名 | 日本平夢テラス | 住所 | 静岡県静岡市清水区草薙600−1 |
設計者 | 隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所) | 施工者 | - |
建築年 | 2018年 | 訪問日 | 2024/12/16 |
駿河湾の沿岸近くに位置する標高307.2メートルの丘陵地・日本平に建つ日本平夢テラス。
富士山を一望できる展望台のある3階建の建築。鉄骨造に木質化された室内。大きく張り出した大屋根と美しい建物です。
駐車場から坂道を上がっていくと電波塔の下に特徴的な八角形の外観が見えてきます。
外装は大和張り。屋根下なので、竣工後6年が経過していますがそこまで劣化は進んでいません。
板が、テーパーがとってあり、小端が薄く見えるように加工してあります。
一階に入ると天井に薄いルーバー状の板が張られ木質化された空間が広がります。
枯山水を模した庭園がありその先に富士山が見えます。
階段は角材を積み上げたような不思議な見た目ですが、内部に鉄骨フレームが通っており分割して角材に見える木を取り付けていました。
よく見ると、踏み面は広葉樹の板が張られ耐摩耗性を高めています。
2階のカフェでお茶をいただきました。
最上部の天井は複雑な木組みと鉄骨で支えられた印象的な空間が広がります。
このフレームが外に伸びたような形状で大きな庇を支えています。外部は純粋な木造フレームかな・・・。
ここらから八角形の回廊につながっています。
この回廊も鉄骨フレームに木構造を吊り下げられたような架構をしています。一本の鉄骨柱が千鳥に配置されて不思議な構造です。
おまけ。
駐車場にあるトイレも隈さん設計の木質化リフォームとのこと。外壁が日本平夢テラスと同じ大和張り。