省エネはエネルギーバランスから考える(心地よいエコハウスのつくり方21)
エネルギー自給率を向上させる
主要国(OECD38ヵ国)のエネルギー自給率を比較すると、日本は13.3%(2021年度)で37位と極端に低いです。
つまり、9割近くを海外の化石燃料に依存しており、海外情勢によって電気やガソリンなどエネルギー価格の変動に振り回されています。
エネルギーセキュリティとして脆弱と言わざるを得ません。
エネルギー自給率を上げるには、省エネと創エネの両輪を向上させる必要があります。
省エネはエネルギーバランスから考える
エネルギー消費を抑えるには、多くのエネルギーを使用している用途に焦点をあてて対策を考えていくのが定石です。
一般的な暮らし方でエネルギー消費量を試算してみると、東京や大阪などの温暖地では、給湯が最も多く、次いで家電と1年中使用する2つの用途で家全体の半分以上を占めます。
用途を絞れば対策が考えやすくなります。たとえば給湯エネルギーを減らすには太陽熱温水器や高効率給湯設備、節湯水栓などが考えられます。
ーーーーーーーーーーーーーーこの連載は全30回の予定で、月、水、金の20時の更新を予定
「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス(エクスナレッジ)」のエッセンスを抜き出した連載ブログです。
この連載「心地よいエコハウスのつくり方」のアーカイブはこちらから
-
前の記事
温熱性能の向上と防露性能はセット(心地よいエコハウスのつくり方20) 2024.05.01
-
次の記事
環境家計簿 2016~2020年版 2024.05.05