甘南備山らせんのビューテラス(京都府)

建物名 甘南備山らせんのビューテラス 住所 京都府京田辺市薪甘南備山
設計者 隈研吾建築都市設計事務所 施工者 上島建設株式会社
建築年 2026年 訪問日 2026/5/30

京都府京田辺市のシンボルとして古くから親しまれている「甘南備山(かんなびやま)」。標高約201.6mの西側山頂(雄山・三角点付近)に、2026年4月、日本を代表する建築家・隈研吾氏の設計による新たな展望施設「らせんのビューテラス」がオープンしました。今回は、この完成したばかりの話題の建築を体験すべく、山を登ってきました。

この山に登るのは2回目。

甘南備山は、かつて平安京が造られた際に「南の基点(目印)」にされたという、歴史とロマンが息づく山です。木漏れ日を浴びながら登山道を歩き、山を登りきったところに突如として現れるのが、周囲の木立ちに溶け込むように佇む高さ約4メートルのテラスです。思ったより小さい印象。

テラスの最上部に到達した瞬間、目の前が一気に開けます。そこから見渡す景色はまさに絶景。

この「らせんのビューテラス」の外観を特徴づけている縦格子(手すり子)には、非常に現実的なマテリアル・アプローチが見られます。

ここでは複数の素材がミックスして使われています。具体的には、風合いの美しいヒノキ(天然木)に加え、耐久性に優れたWPC(木材・プラスチック再生複合材)、そして遠目には本物のような質感のプラスチック製の竹などが意図的に混ぜ合わせて配置されています。

天然のヒノキ仕様を最小限に抑えることで、山頂という過酷な自然環境における雨風への耐久性を高め、将来的なメンテナンスコストを強く意識した設計となっています。

 

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