辻充孝

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動く光熱源の太陽(心地よいエコハウスのつくり方11)

太陽は動く光源であり熱源だということを意識します。 朝は東から南を経由して夕方は西に沈んでいきます。 つまり建物の東側は朝日を受けやすく、朝日がほしい空間は東寄りに配置します。 また、朝夕は真横太陽が降り注ぎ、日中は高度が高くなります。 さらに、季節によって日の出、日の入りの方位が異なります。 夏は北東から南を通って北西に沈みます。夏期の日射を遮る樹木は、東西でも少し北寄りにして、冬期に日射をなる […]

配置の基本は太陽に素直(心地よいエコハウスのつくり方10)

パッシブデザインで大切なのは太陽とどのように付き合うかです。 敷地に降り注ぐエネルギーの大半は太陽に起因するからです。 図は1月と8月の平均の全天日射量を示しています。 南の日中は1月の600W/㎡に対して8月は300W/㎡と、冬の方が倍近く日射を受けます。 東西は1月と8月で350W/㎡程度とほとんど変化がありません。 つまり南は方位の優等生で、南を意識して計画します。 冬の南の600W/㎡とは […]

ぜんぶ絵でわかる エコハウス 読み方・使い方

「ぜんぶ絵でわかる エコハウス」 240ページの大ボリュームで各ページの内容も盛りだくさんです。 一度見ただけで面倒そうと投げ出さずに、じっくりと付き合っていただければ幸いです。 この本の読み方と使い方を8つのステップでご紹介します。 ステップ1.3つのタブを使いこなす ページのタイトルに3種類のタブがついています。(ぜんぶ絵でわかるシリーズでも本書だけ) 基本レベル タブ 基本レベル タブは、エ […]

プランニング段階で考えるパッシブデザイン(心地よいエコハウスのつくり方9)

自然エネルギーを活用するパッシブデザインは、プランニングと密接に関係しています。 建物の形状や配置を考える時点で、しっかり日射や風の取り込みを検討しておかないと、後からの変更が難しいからです。 パッシブデザインには、日射熱利用、日射遮蔽、自然風利用、昼光利用があります。 加えてそれらの効果を高めるものとして、断熱性能(保温性能)や気密性能があり、また自然エネルギーを活用する設備として太陽光発電や太 […]

環境デザインサポートツールの使い方動画

「ぜんぶ絵でわかる エコハウス」の付録でつけている「環境デザインサポートツール」。 163ページあるPDFマニュアルもつけていますが、読むのもなかなか大変。 そこで、基本的な使い方と結果の読み方を紹介した動画をアップしています。 シートごとに5分~10分程度の動画を14本アップしています。 こちらのページから「環境デザインサポートツール」の動画解説がみれます。 またどんなことが可能なのかをまとめた […]

現地で答え合わせ(心地よいエコハウスのつくり方8)

予習が終わったら、現地に行って答え合わせをします。 ネット上からは読み取れない雰囲気や景色の情報が手に入ります。 ここでも意識したいのが敷地の持ち味を活かせるポジティブ要素です。 特に日当たりや緑、視線の抜けは設計するうえでの大きなキー要素になります。 また周囲の街並みは外観デザインの手がかりになったり、敷地の高低差もうまく活用すれば、その立地ならではの設計につながります。 現地調査では、自ら体感 […]

周辺環境を読む(心地よいエコハウスのつくり方7)

気象データでマクロ視点の特徴が読めたら、次はミクロ視点で計画地のポテンシャルを読み解いていきます。 気象条件が同じ地域でも、斜面の向きや隣棟で日当たりが変わったり、周辺の人通りの様子で窓を大きく開けにくかったりと、敷地の特徴は大きく異なるからです。 私が分析に利用しているサイトをまとめました。 サイト名 特徴 URL 1 GoogleMap、GoogleEarth 手軽に航空写真で周辺を見渡せる。 […]

ぜんぶ絵でわかるエコハウス 出版

「ぜんぶ絵でわかる エコハウス」の見本本が届きました。 書店では2024年4月3日(水)発売です。 このシリーズでは最大の240ページとボリュームがあります。 これでも、厚くなりすぎないように少しマニアック気味の内容は省略しました。 しかも、温熱計算や結露計算ができるエクセルを付属しています。 中は暖かみのあるこだわりのオレンジ色。バウビオロギーでも前向きな色として使われています。 7つの章扉には […]

建築設計用気象データを活用(心地よいエコハウスのつくり方6)

気象データを、もう少し詳細に分析する場合は、「建築設計用気象データ」がおすすめです。 WEB上に住所を入力するだけでピンポイントの気象データ(気温、降水量、絶対湿度、全天日射量、大気放射量、風速、風向、太陽高度)が計算されます。1時間毎のデータをCSV形式で書き出し表計算ソフトで加工すると見やすくなります。 気象データで、読み取りたいのは主に4つです。 気温:冬期・夏期の平均、日最低・日最高気温 […]

気象データを読む(心地よいエコハウスのつくり方5)

まずはマクロな視点・気象特性で、地域の良さを見つけていきましょう。 基本となるのは気象状況を反映した省エネ基準の地域区分です。 気温は寒冷な1地域から温暖な6地域、蒸暑い8地域まで8つの地域区分で示されます。 日射量の多寡は3つの期間(年間、暖房期、冷房期)において5段階(5が多い、3が平均、1が少ない)で示されます。 気温からは温熱性能の目標を決めるヒント、年間日射量からは太陽光発電や太陽熱温水 […]

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