地域の良さを活かす(心地よいエコハウスのつくり方3)
ここで心地よいエコハウスを考えるヒントにパッシブデザインについて紹介します。 パッシブデザインとは、暮らし方と建築の工夫で自然エネルギー(太陽、風、雨など)や地域の特性を最大限に活用・コントロールし、心地よい室内環境を実現しながら、エネルギー消費を抑える設計の考え方と手法です。 自然エネルギー活用には機械設備では得られないメリットがたくさんあります。 省エネ効果に加え、空気や光の揺らぎ、スペクトル […]
辻 充孝(森林文化アカデミー・あさきぬ建築工房)
ここで心地よいエコハウスを考えるヒントにパッシブデザインについて紹介します。 パッシブデザインとは、暮らし方と建築の工夫で自然エネルギー(太陽、風、雨など)や地域の特性を最大限に活用・コントロールし、心地よい室内環境を実現しながら、エネルギー消費を抑える設計の考え方と手法です。 自然エネルギー活用には機械設備では得られないメリットがたくさんあります。 省エネ効果に加え、空気や光の揺らぎ、スペクトル […]
まずは目指すべき心地よさについて考えてみます。 心地よい温熱環境とは、放熱と発熱のバランスがとれている状態と考えています。 暖かいや涼しいといった快感があると快適になります。ですが快適な環境は、ずっといると疲れてしまいます。 目指すは、温熱感を感じず、読書や家事、仕事に集中できる心地よい環境です。 人は常に体の中で熱を作っていて、活動によって異なります。 読書している時は100Wくらいの発熱ですが […]
「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス」のエッセンスを抜き出して心地よいエコハウスのつくり方として紹介していきます。 さて、みなさんは「心地よいエコハウス」と聞くとどんな家を想像しますか。 私が考える心地よいエコハウスは、エネルギーをほとんど使わず、初夏には気持ちの良い風が流れ、冬はポカポカした陽気が感じられる住まいです。 つまり、高断熱・高気密で室内環境がコントロールされた閉鎖的な省エネ住宅ではなく、 […]
このたび、自身初の単著「ぜんぶ絵でわかる7 エコハウス」が発刊の運びとなりました。 発売は2024年4月3日になります。 2020年6月から2年間「建築知識」で連載していた「心地よくエコに暮らす住まいのルール」を大幅に加筆し、建築初学者に向けた心地よいエコハウスの設計の流れをまとめました。 この本は、私が授業やセミナーの中で話してきた内容を中心にまとめています。 特に気を付けたのが、こうしなさいと […]