上野原縄文の森(鹿児島県)

| 建物名 | 上野原縄文の森 | 住所 | 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森1−1 |
| 設計者 | - | 施工者 | - |
| 建築年 | - | 訪問日 | 2025/9/22 |
鹿児島県霧島市に広がる縄文時代の定住集落跡の遺跡として国内最古・最大級の「上野原縄文の森」は、約9,500年前の定住集落跡である上野原遺跡を中心に、縄文時代の暮らしと建築を体感できる貴重な施設。
ここでは、縄文人の住居や調理施設が復元され、当時の生活様式を肌で感じることができる。ミノムシみたいな竪穴住居が独特。
点在する竪穴住居は、地面を掘り下げた空間に柱を立て、茅葺きの屋根を載せた構造。
上野原遺跡の住居は、柱を竪穴の外側に立てることで内部空間を広く確保しており、約7㎡の床面積を持つ。
屋根は砲弾形に束ねられ、雨風をしのぐ工夫が施されている。これらの住居は、単なる展示ではなく、縄文人の知恵と技術が息づく建築遺産だ。



住居のそばには、火で焼かれた石を用いた集石遺構が復元されている。
これは蒸し焼き料理を行うための施設と考えられ、縄文人が保存性や味を追求していたことを物語る。
また、大小の穴が地中でつながる「連結土坑」も再現されており、燻製などの調理法に使われていた可能性がある。
これは蒸し焼き料理を行うための施設と考えられ、縄文人が保存性や味を追求していたことを物語る。
また、大小の穴が地中でつながる「連結土坑」も再現されており、燻製などの調理法に使われていた可能性がある。
一部地層の断面が見れるようになっており、10,000年以上前の地層が垣間見れる。

展示館内には、出土した土器や石器、精巧なジオラマが並び、建築空間そのものが縄文の世界への入口となっている。
自然光を取り入れた設計は、森との一体感を生み出し、来訪者に静謐な時間を提供する。
自然光を取り入れた設計は、森との一体感を生み出し、来訪者に静謐な時間を提供する。

近くにある、黒酢ガーデン壺畑や霧島神宮駅周辺の新しいショップ群が面白い。


少し北に足を伸ばして、丸池湧水。こんこんと湧き出る冷たい水が本当にきれい。水も汲んできました。
日本の小さいナイアガラのような曽木の滝も圧巻。奥行き感がすごい滝。
近くの発電所の遺構も今の水位だから見れた。







