脇町 美馬市うだつの町並み(徳島県)

建物名 脇町 美馬市うだつの町並み 住所 徳島県美馬市脇町大字脇町
設計者 施工者 -
建築年 江戸中期~昭和初期の85棟の伝統的建造物 訪問日 2025/3/30

地元美濃市のうだつのあがる町並みと双璧をなす、徳島県美馬市の脇町のうだつの町並み。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

美濃市では、和紙産業を中心とした商人の町として発展し、数度の大家の後、うだつのある町並みが形成されました。
一方、脇町は藍商人たちが栄えた町で、藍染め産業の繁栄をこちらも大火を経験しうだつが建てられました。
両地域のうだつは、建築様式や装飾に違いがあり、美濃市のうだつは屋根の上部に突き抜けているのに対し、脇町のうだつは軒下に分厚く設けられています。

奇妙なのは、こういった込み入った町は、隣棟間に雨水を落とさないために平入が多いですが、脇町は平入りと妻入りが混在していること。(美濃市は平入のみ)不思議な町並みを構成しています。(篠山市も妻入りの町並みがありました)

間を見てみると、それぞれの外壁が独立しています。(美濃市は隙間なく接している建物も多い)

そのため、うだつも隣り合って設けられていることがほとんどです。

資料館にうだつの内部模型がありました。幾層にも塗り重ねられています。

修復中の現場もあり、丁寧に保全されています。

散歩していると一角にレンガ造のエントランスが。漆喰の壁にいい感じにマッチしていました。

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