プランニング段階で考えるパッシブデザイン(心地よいエコハウスのつくり方9)

自然エネルギーを活用するパッシブデザインは、プランニングと密接に関係しています。
建物の形状や配置を考える時点で、しっかり日射や風の取り込みを検討しておかないと、後からの変更が難しいからです。

パッシブデザインには、日射熱利用、日射遮蔽、自然風利用、昼光利用があります。
加えてそれらの効果を高めるものとして、断熱性能(保温性能)や気密性能があり、また自然エネルギーを活用する設備として太陽光発電や太陽熱温水器なども忘れてはいけません。

それぞれ、プランニング段階で検討すべき要素を下図に示しました。

単純な断熱強化なら断熱材を分厚くしたり窓を高性能化するだけなので(コストはかかりますが)簡単ですが、日射が当たりにくいからと配置や間取りは後から変更するのはなかなか大変です。
まずは個々の性能より、パッシブデザインを考えた配置計画やプランニングを進めます。

ーーーーーーーーーーーーーーこの連載は全30回の予定で、月、水、金の20時の更新を予定
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