配置の基本は太陽に素直(心地よいエコハウスのつくり方10)

パッシブデザインで大切なのは太陽とどのように付き合うかです。
敷地に降り注ぐエネルギーの大半は太陽に起因するからです。

図は1月と8月の平均の全天日射量を示しています。
南の日中は1月の600W/㎡に対して8月は300W/㎡と、冬の方が倍近く日射を受けます。
東西は1月と8月で350W/㎡程度とほとんど変化がありません。

つまり南は方位の優等生で、南を意識して計画します。

冬の南の600W/㎡とは、1㎡あたり、600Wの熱が当たっているということです。一般的な電気ストーブは弱で400W、強で800Wです。窓が4㎡(2m×2m)あると、2400W(電気ストーブ3個分)もの熱が窓に届いていることになります。

この熱を活用しない手はありません。

ーーーーーーーーーーーーーーこの連載は全30回の予定で、月、水、金の20時の更新を予定
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