断熱性能の基本2 熱貫流率U値から室内表面温度の計算する
- 2022.03.10
- エコな暮らしコラム
「断熱性能の基本1 熱貫流率U値の計算」では、部位ごとの仕様から各部の平均熱貫流率U値の計算方法を見てきました。
今回は、その熱貫流率U値から室内表面温度を計算する方法を動画で解説します。意外と簡単に求めることができます。
この室内表面温度は、心地よさに大きく影響する要素で、その向上には断熱性能:熱貫流率U値がカギを握っています。
1つ目は、体感温度は室温と同じくらい表面温度が影響するということ。
2つ目は、同じ体感温度でも局部的に寒暖差があれば不快感を感じてしまうことです。
使用している各係数、物性値などの情報は、国土交通省 建築物省エネ法サイトのライブラリーから講習テキストをご覧ください。
専門技術者研修の木造建築オンデマンド研修として公開しています。
准教授 辻 充孝
※「無理をしないで心地よくエコに暮らす住まいのルール」を建築知識で連載中。
室内表面温度の計算方法は、2021年6月号(第12回)で解説。
2021年6月号 第12回「断熱性能の基本② 室内の放射温度を計算する」
RULE1 開口部の熱貫流率はガラスと枠で決まる
RULE2 室内の放射温度は断熱性能で決まる
RULE3 放射温度による局部不快感を取り除く
RULE4 障子やカーテンの効果
やってみよう! 「熱貫流率U値を計算する」
計算演習や、このブログで書ききれない内容も書いてます。
こちらもぜひご覧ください。
-
前の記事
断熱性能の基本1 熱貫流率U値の計算 2022.03.10
-
次の記事
断熱性能の基本3 隣接空間の温度を見込む 2022.03.10