省エネのエアコンか心地よさの床暖房(心地よいエコハウスのつくり方24)
温暖地の暖房エネルギーは間歇空調で家全体の17%、全館空調では35%近く占めます。
UA値0.87W/m2Kの断熱性能の住宅に普及型エアコンを設置したエネルギーを基準に暖房設備を比較します。
普及型エアコンと、高性能エアコンの差は10%もないくらい。
高性能エアコンは、空気清浄機能やお掃除機能などの高機能化が主で、省エネ性能は普及型でもそれなりに出ています。
省エネ性能で見ると、エアコンが最も省エネですが、吹き出しの気流でホコリを舞い上げたり、体に吹き付ける不快感や気流で肌が乾燥したりといいことばかりではありません。
心地いいのは床暖房などの放射式暖房機です。
ですが、これらはエネルギー消費もそれなりに大きくなるので、住まい手の好みに合わせて選びましょう。
暖房を減らすには、まずは断熱強化と日射熱取得強化です。設備と躯体性能強化の効果は次回紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーこの連載は全30回の予定で、月、水、金の20時の更新を予定
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