太陽光発電は自家消費率を高める(心地よいエコハウスのつくり方27)

不安定なエネルギー自給率を考えると、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を目指すべきです。

ZEHのつくり方はシンプルで、使用するエネルギー以上のエネルギーをつくり出せば実現できます。
たとえば、省エネ基準程度の性能の住宅でもたっぷりの太陽光発電(8kW)を載せると年間エネルギー収支は、売電分を含めゼロエネルギー以上になっています。
ですが、日中に使いきれず8割近くが売電されています。

また、月毎に考えると発電は5月頃が最も多く発電しますが暖冷房の必要のない時期のため、売電割合がさらに増えます。
そうなると、ゼロエネ住宅であっても買電価格が高いため、光熱費の収支はマイナスになってしまいます。

これからは、省エネをしっかり行い、創エネを加えることで、家電も含めたリアルZEHを目指します。
さらに、日中にお湯をつくったり、蓄熱や蓄電したりといかに自家消費率を高めるかが本来のゼロエネ住宅のキモになってきます。

ーーーーーーーーーーーーーーこの連載は全30回の予定で、月、水、金の20時の更新を予定
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