黒柳徹子ミュージアム(長野県)

| 建物名 | 黒柳徹子ミュージアム | 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉574 |
| 設計者 | 内藤廣 | 施工者 | 不明 |
| 建築年 | 2025年 | 訪問日 | 2025/12/7 |
軽井沢にオープンした「黒柳徹子ミュージアム」
バウビオロギー+建築+環境医学(B.A.U.)会議の後で学生と寄りました。
屋根が積層する屋根が特徴の外観。

最上部に鉄骨の軽快な、まるで紙飛行機のような屋根がかかっています。

内部は、紙飛行機屋根を支える櫓の構造の外部に、在来軸組み構造が取り囲む立体感のある架構です。


展示はポップな感じで黒柳さんのお気に入りの品々が展示。
エントランスの軒樋は秀逸で、スチールLが45°傾けて取り付けてある。
しかも水勾配はナシの水平に見える。竪樋はなく左右に落とすだけのシンプルさ。
内藤さんらしい納まりです。

展示や空間の広さに対して入場料が高め。また紙飛行機櫓にはオープンから開放していないとのこと。
何かあったのかな。

外部は下屋がグルっと廻り、高さが抑えられて落ち着いた印象。
とここまでは内藤さんの持ち味が出ている空間構成でしたが、気になるポイントがたくさん。
外部の柱の足元だけに30mmの板が張られているのが何か気になる。
日向市庁舎の柱にも外部に張られていた板と同様、足元の劣化対策?かな。それにしては、なんか無骨な感じ。
もっと気になるのは、垂木の先端に張られたヒノキ板。おそらく小口の劣化対策?と思われますが、取ってつけたような感じ。

特に梁と重なるところは違和感が強い。鼻隠し板で通した方がよかったのでは。

エントランス上部の垂木は白化していて、準不燃薬剤が水蒸気と反応して表出している。目線に近く目立つ部分だけに残念。

コーナー部はシングルガラスで抑えていますが、軽井沢の寒さでは、結露が発生。手の入らない部分だけに今後の劣化やカビが心配です。

軽井沢は魅力的な建物がたくさん。
国際的に活躍する建築ユニットのクライン ダイサム アーキテクツの軽井沢書店。2023年にオープン。
昨年に続き2度目の再訪
既存の建物の周りをぐるっと下野が取り囲み心地いい空間を作っています。
遠景で見ると既存建物が少し違和感。


アントニン・レーモンドの軽井沢高原教会。
内部は写真NGでしたが、照明と言い、空間と言い素晴らしい。

アメリカのオーガニック建築家ケンドリック・ケロッグの石の教会もすぐ近く。
結婚式の最中で内部は見れませんでしたが独特の造形でこちらも気になる建築。

アプローチの石の回廊が素晴らしい。




