雲の上の図書館(高知県)

| 建物名 | 雲の上の図書館 | 住所 | 高知県高岡郡梼原町梼原1212−2 |
| 設計者 | 隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所) | 施工者 | - |
| 建築年 | 2018年 | 訪問日 | 2025/11/27 |
高知県梼原町の隈研吾建築群の一つ「雲の上の図書館」に再訪。
竣工すぐに来たときより木の色合いが落ち着いてきて雰囲気が良かった。
隈さんらしい、きれいなプロポーションです。
外部は、いつもの木を張り付ける使い方ですが、メインの構造は鉄骨で軽やかに見せながら、ALCパネルの上に鉄骨で受け材を出し、木を浮かせている。
雨がかりも少なく、交換も比較的容易に見えてそこまで無理して使ってない感じ。

母屋先端の鉄骨の成を細くそろえるのに、途中で断面を変更して、うまく処理しています。このあたりの気遣いはさすがです。

内部は地獄組の立体が宙に浮かんでいる特徴的な見え方。
構造とは切り離されており、贅沢な内部意匠ですが、唯一無二の空間になっています。

開館直後の朝に行ったら、ちょうど朝日が入ってきて、木漏れ日のような陰影を作っていました。


一番階段を上がり切った奥には、少し雰囲気のことなる空間があり、郷土の資料が置かれています。
天井は木のプランクを貼り付けて、味気ない鉄骨を上手く化粧しています。

防火隔壁は鏡を用いてすっかり姿を隠しておりさすがの納まり。
写真の水平ラインの上がガラスですが、天井が続いているようにしか見えない。

以前来たときは、地獄組のビスが表されていたり、接合部のずれが気になりましたが、今回はそこまで気にならなかった。
隈さんの建築を見慣れたからか、木の色合いが落ち着いてきたからか・・・。
気持ちいい空間を過ごすことができました。


